ベルギーの田舎にて、人々の暮らしに心動かされた話。
日本からアイルランド、ダブリンに帰ってきて、早いもので3週間が経ちます。
束の間の日本、ご飯や友達、生活の便利さをこれでもかと堪能し、日本から戻ってきてからしばらくは重度のホームシックとなっておりましたが…なんとか復活しました。
さて、話変わって先週末、ベルギー&ルクセンブルグに旅行してきたので、スマホの写真で恐縮ですが、いくつかの写真と一緒に紹介します。ガイドブックには載っていない小さな田舎町も訪れたので、旅行の際に参考になれば幸いです。
参考:アイルランド・ダブリンが嫌いになりそうな時の対処法4選
航空券は安定のライアンエアで
今回のダブリン – ブリュッセル(ベルギー)間のフライトチケットは、みんな大好きRyanairで購入しました。2週間前でしたが、往復約70€で予約しました。時期によってはもっと安く取れたりしますよ。
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花の都「ヘント」へ
特に大幅な遅れもなく(さすがライアンエア!)無事ブリュッセルの空港へと着き、現地の友人マチルダと合流。ベルギー人の22歳の女の子で、ダブリンで仲良くなった大親友のひとり。そのまま友人Car(おしゃれフィアット)でいざ花の都「ヘント」へ。
予報では雨だったのですが、雨にはならず天気にも恵まれ楽しくドライブ。写真は高速道路じゃなくただの国道だそうですが、みんなめっちゃ飛ばします。
ヘントに到着。「花の都」の異名を持つベルギー第三の都市ヘント。フランスのリールにも近く、観光客で賑わっていました。とにかく、街がきれい。ヨーロッパなのに、ゴミが落ちてない。街を歩きながら何度「びゅーてぃほう!」と叫んだことか。
「アルロン」でベルギーの田舎体験
その後3時間かけてベルギー国境沿いの田舎町アルロンへ。
この町がな、もうな、ごっつ素敵やってん。
アテンドしてくれたマチルダ家族がすごく皆さん親切で、マチルダ以外はみんなはじめましてでしたが、見ず知らずの僕を温かく出迎えていただきました。ちなみに、ベルギーの男女の挨拶ではほっぺたに一回キスをするのが基本。シャイな日本人の僕は全員握手で対応。笑
そして、マチルダ家へ。マチルダの自宅はレトロな街の雰囲気とはまた違って、すごくモダンでした。それでも暖炉がある感じはやはりヨーロッパですね。お庭も広大です。
ご飯やお酒も色々といただきました。どれも新鮮ですごく美味しい。ベルギー田舎の料理はどこの家庭もこんなに素晴らしいの?と思ったのですが、マチルダ母は料理研究家なみに探求しているようでして、ちょっと特別みたいですね。
おばあちゃんの家がまるで博物館
今回の旅で一番驚き、感動したのがマチルダのお祖母さんのご自宅。16、17世紀から残る家具や骨董品を代々引き継いでいて、まるで小さな博物館のようでした。それぞれの家具にまつわるストーリーを、ゆっくり丁寧に紹介してくださいました。しかもおばあちゃん、90歳も目前だそうですが、元気いっぱいで声も大きく、いつも笑顔。孫とその友人の訪問がとても嬉しそうで、なんだか胸いっぱいになりました。
そしてルクセンブルグへ
アルロンから車で30分ほど走ると、小国「ルクセンブルグ」があります。
旧市街とビジネスエリアの雰囲気が良い感じで混ざり合い、住むにも働くにもすごく魅力的な場所だと感じました。聞けばビジネスマンの多くはルクセンブルグには住まず、その周りのベルギーやドイツの郊外に住み、車で国境を越えて通勤しているとのこと。マチルダの実家がある田舎町アルロンに住む人も多いらしく、なるほどだから人々の生活水準が高いんだな…と納得しました。
また、今回写真を取り忘れましたがアルロンからルクセンブルグまでの道のりが良い感じのヨーロッパ田舎道で、広大な牧草地が広がっていました。のどかな風景。ベルギーの田舎に住み、ルクセンブルグまで車で働きに出る…憧れるライフスタイルですね。
「生活の質」への意識
今回お邪魔したマチルダ家もそうですが、近所の人々やマチルダの友人も、皆さん日々の暮らしの質を良くしようという意識や、今を楽しもうという気持ちが根底にあるように感じました。体と心が喜ぶ食べ物・飲み物・趣味・休日の過ごし方を日々実践し、とにかく色んな意味で生活が「リッチ」でしたね。マチルダ父が言うには、特にベルギーの田舎(フランス語圏のほう)の人はそういう意識が高い、とのこと。
「生活の質」という言葉、日本でも最近はよく耳にするようになりましたが、特にここアルロン(ルクセンブルグ)では、ナチュラルに無理なく質の高い生活を意識し、取り入れています。日本でこういう暮らしを実践すると「○○さんとこおしゃれでめちゃくちゃ意識高い〜」と近所で噂になりそう。
上質な暮らしから生まれる「余裕」
大きな庭を持ち、野菜を育て、日曜日には家族みんなでサイクリング&ホーストレッキングに出かける。今回写真では紹介していませんが、地域住民主催のテニス大会にも参加しました。そういった日常、イベントごとを手作りして「ちゃんと楽しめる」心の余裕や暮らしの豊かさ。大切にしたいと感じました。
マチルダの父(義父じゃないほう)はお仕事(銀行員)で忙しいらしいですが、それでも休みはたっぷりあるらしい。素敵です。
まとめ:実りある旅となりました
思うことは色々とあって、感じることもやまほどで、ブログに書ききれないことはたくさんありますが、とにかく良い体験をさせていただきました。お世話になったマチルダさん家族に感謝です。
というわけで、初の旅日記でした。
お世話になったマチルダ(左)と、そのお友達のシャーロット(右)。ありがとう!