UK移住後に気づいたアイルランドのいいところ

こんにちは、kojikojiです。
今回ワンダラーズ珈琲に2回めの寄稿になりますが、今回のテーマを話す為に再度簡単に自己紹介をします。
私はアイルランドに1年6ヶ月滞在した後、UKに移住しました。アイルランドを離れてやっと1ヶ月が経とうとしていますが、この短い期間で気がついた(UKと比べて)アイルランドのいいところを今回はお話したいと思います。
まだUKの事を深く知らないので事実と異なった記述をしてしまうかもしれませんが悪しからず・・・!

 

日本人が少ない

アイルランドの良さはなんといっても日本人の少なさにあります。英語を修得するために留学をするのなら日本人の少ない土地を選ぶべきです。というのも、ロンドンに来てからたくさんの日本人に出会い話しましたが「ロンドンは日本人が多く、日本人向けの生活環境が整いすぎているから英語が必要ない」という意見をちらほら聞くからです。実際私もそれを感じています。もちろん、個人差はあると思います。そして、ロンドンでも意識して英語環境を作ることも可能だと思います。でもアイルランドのように日本人が希少で、語学学校でもシェアハウスでも職場でも英語が必然的に必要になる環境とはやはり違います。
(参考:日本人少なめ、穴場の語学学校!多国籍な環境で学べる「Atlas Language School(アトラスランゲージスクール)」
私がダブリンにいた時は、はじめは外国人の友達しかできず(日本人を見かけることすらなかった)、たまには日本語でおもいきり喋りたい!と願ってJapanese language meetupに参加したりしました。でもロンドンに移住後は家も職場も日本語環境のため「そろそろ英語を話さないと、せっかくアイルランドで習得した英語を忘れてしまう!」と焦っています。笑

 

スチューデント割引が豊富

アイルランドで平均3ヶ月以上(学校により期間に差異あり)学校に通えば、スチューデントトラベルカードを申請することができます。このカード、要は東京で言うSuicaのようなICカードに学割機能がついたもの。バスや電車を利用する際、割引運賃で乗車することができるのです。そしてこのカードを持っていれば、ミュージアムや飲食店、さらにはドラッグストアや日用品・衣料品店・アジア食材店・美容室までも、様々な場所で割引特典が得られるのです!これにより、アイルランド留学にかかるコストがかなり軽減されます。多くのお店が店頭に「Student discount 10%」「Student deal €5」などの掲示をしています。その豊富さは、スチューデント割が効かないお店のほうが少ないのでは?と思うほど(実際そのとおりなんだともいます)。
さて、打って変わってロンドンでは・・・?どうやら学生用のICカードは流通している模様。しかし、カフェやレストランに「Student discount」の文字はなかなか見られません。1ヶ月の生活で、見かけたのは1店舗だけです。もしかしたら掲示がないだけで、レジで尋ねれば割り引いてくれるのかもしれませんが、アイルランドほどの”学割天国”な環境は期待できません。

(参考:「アイルランドの語学学校へ留学にきたら、「学生カード」を取得しよう!」)

 

街がコンパクトで家賃や交通費が負担にならない

フェニックスパーク, アイルランド, サイクリング (※ダブリンでは、だいたいの場所に徒歩もしくは自転車で行けちゃいます。)

実は、これがロンドンに来て一番に気付いたアイルランドのいいところです。ダブリンの街はコンパクトで、必要な物は全て歩いて買いに行くことができます。私はダブリンのCity centreにほど近い場所にフラットを借りていたので、仕事も遊びも全てが徒歩圏内でした。ちなみにそんな好立地のシングルルームで家賃は月€280(4万円程度)!

しかしロンドンではそう簡単にはいきません。街が大きいため、特定の目的を果たすために、特定の場所に電車やバスを乗り継いで行く必要が出てくるのです。わかりやすい例を挙げるなら、前回の記事でも取り上げた「PENNEYS(ペニーズ)」。ロンドンに引っ越してすぐ、新しい部屋に足りないものをたくさん買い足しました。ルームシューズ・枕・バズタオル・食器・調理道具・食材一式・・・そう、引越し直後は何かと出費がかさむのです。ただでさえ物価の高いロンドン、少しでも安く済ませるためには我らが激安の殿堂ペニーズ(ロンドンではPRIMARKという)の力が必要!ところが、自宅から最寄りの店舗までなんとバスで30分かかる事が判明!凄くショックでした。ダブリンには店舗数も多く、ペニーズの前を通らない日はないくらいの感覚だったのに・・・。

それ以外にも、日本食材店に行くためであったりVISA関連の用事など、何かと特定の場所に行く必要性は出てきます。そして、もちろん職場へも毎日片道30分のバス通勤。ロンドンの企業は基本的には交通費の支給はありません。「それが嫌ならもっと中心地に住めばいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、ロンドンの中心地に住むにはダブリンとは比べものにならない高額家賃を要されるのです・・・。

さて、この条件で現在の私の家賃はというと、月£350(7万円程度)!!ちなみに5人シェア(全員日本人)プラス大家同居、洗濯機なし(コインランドリーに通わなければならない)、シャワールーム/トイレは5人で共有、そのお風呂は壊れているという劣悪条件。ロケーションはZONE2なので、これでもかなりの格安物件なんですけどね・・・いやあ、色々考えさせられます。

 

バスで運転手さんと挨拶を交わす

ダブリン, アイルランド, 留学, バス (Photo: Canadian Pacific, Flickr

 

アイルランドの習慣で個人的にとても好きだったのは、乗客がバスを降りる際に運転手さんに必ず「Thanks!」ということ。ロンドンのバスは乗車口と降車口が別のため、去り際に運転手さんの横を通りません。そのため、乗車口で「Hi!」とは言えるものの「ありがとう」という機会がないのです。

日本でも、降車時に運転手さんから「ご乗車ありがとうございました」と言われることがあっても、乗客がお礼を言うことってあまり無いですよね。アイルランドでは「お客様は神様」なのではなく、乗客も運転手も人と人なのです。だから、自分を安全に目的地まで送り届けてくれた運転手さんに対して感謝の言葉を伝えるのだと思います。

アイルランドでは、こういった光景はバス車内だけでなく他の場所でも見られます。私が日本から来たばかりの時はそれが不思議で、一度アイリッシュの友人に「なぜいつも店員さんにThank youというの?」と尋ねたら、友人はこう答えました。飲食店では店員さんのサービスや美味しい料理に感謝し、青果店では新鮮な野菜を提供してくれたことに感謝するから「ありがとう」と伝えるんだよ。

日本で長年接客業に就き、客と店員の間に上下関係があるのが当たり前な世界で生きてきた私にとって、アイルランド人のこの考え方はとても意外で、そしてとても素晴らしいものだと感じました。もちろん店員さんもお客さんに「Thank you!」と言うので、お互い人と人として感謝し合える素敵な光景がそこには生まれるのです。

1年半の滞在でアイルランドの習慣に慣れた私は今、ロンドンでバスの運転手さんに「Thank you.」を言えなくなったことに、毎日罪悪感を感じています。笑

 

街中にドラマチックな音楽があふれている

セントスティーブンスグリーン, ダブリン, 留学 (※グラフトンストリートでは毎日、良質な音楽が鳴っています。この日の彼もプロ級の腕前でした・・。)

 

ダブリンといえば音楽の街。City centreのメインストリートには何組もの路上ミュージシャンたちが様々な音楽を演奏しています。日本ではなかなか見られないような民族楽器の音色を堪能できることもしばしば。そして夕方になるとあちこちのパブでアイリッシュミュージックの生演奏をしているのが聴こえてきます。その音色は、仕事で失敗して落ち込んでいる時は励ましてくれているように聞こえ、嬉しい事があった日は更に盛り上げてくれているように感じました。まるで自分が映画の主人公で、街中でサウンドトラックが流れているかのよう。
さてさて変わってロンドンは・・・?うーん、セントラルロンドンには時々路上パフォーマーがいますが、ダブリンの街にあるような叙情的な音楽はめったに聴きません。その代わり、駅前で大音量でDJやらブレイクダンスをしているパフォーマーを時々見かけます。その勇気と根性にはある意味感心ですが、聴き手の為のBGMという雰囲気ではありません。笑

 

【まとめ】異文化をポジティブに楽しもう

アイルランド, ダブリン, ワーキングホリデー, 留学 (Photo: Barnacles Budget Accom, Flickr)
 

場所が変われば人も文化も空気も変わります。飛行機で一時間の距離にあるダブリンとロンドンでも、違いはたくさんあるのです。
ここに挙げたことは私個人が感じたことなので、もしかしたら読む人によっては「いやいや、日本人が多いほうが安心だよ!」「バスで毎回Thank youを言うのは煩わしいな・・・」と思う人もいるかもしれません。それもまた人によっては正解です。優劣ではなく、それぞれが特徴であり、自分に合うか合わないかの問題なのです。

間違えなく言及しておきたいのは、こんなテーマの記事を書いたからといって、私がUKよりアイルランドの方が好きと言っているわけではない事。どちらにもいいところはあるから、どちらも好きなのです。もちろん、故郷の日本も大好きです。笑

海外で生活をすると、様々な異文化に出会います。そんな新しい環境の中に飛び込んで、無意識のうちに変化していく自分自身を客観的に楽しむのが、海外生活の一番の醍醐味ではないでしょうか。
 

 

アイルランド/ダブリン/留学/ワーホリ/ワーキングホリデー/海外移住

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