【2022年版】アイルランド部屋探し、詐欺にご注意を

こんにちは。

2022年、アイルランドのワーキングホリデービザの再開も発表され語学留学生も増えている昨今ですが、アイルランドでの部屋探しが今ものすごく難しくなっています。そんな最中、詐欺被害も増えてきていますので、くれぐれもご注意ください。daft.ie経緯で見つけた物件で詐欺が発生しているとのことです。

簡単にですが、過去被害にあった方から聞いた手口をご紹介します。

好条件の物件を掲載している

時期にもよりますが、ダブリンでの部屋探しは大変です。ましてや希望通りの好条件な部屋を見つけるなんてことは、かなり難しいものがあります。
相手は詐欺師(嘘つき)なわけですから、誰もが欲しくなるような良い物件を提示しています。今回のケースでは「€500でキッチン、トイレ付きのシングルルーム(スタジオ)」と紹介されており、部屋の写真も綺麗で、「いい感じ」だったそうです。ダフトで苦労したかたならお分かりいただけるかと思いますが、かなり良物件です。ただ、探せばありえなくない条件ですので思わず飛びつきそうになります。
偽オーナーとやり取りをした被害者によると、「今アイルランド国外に住んでいて、ダブリンにいる祖父が部屋の借り手を探している。」ということだそうです。この時点でかなり怪しいですが、長々と丁寧に部屋を貸すに至った経緯が説明されていたようです。

大手のサービスを偽り送金を促すケースも

その後レントやデポジットのやり取り、鍵の受け渡しについて尋ねたところ、「Airbnbを通してお金を振り込んで欲しい、Airbnbを通して鍵も送る」とのこと。大手のサービスの名前を出して、送金に対して安心感を与えようとしたのでしょうか…。
ちなみに、その後受け取った振込先はAirbnbの口座でもなんでもなく、ポーランド国内の銀行口座だったそうです。Airbnb Dublinに確認したところ、登録していない場合の送金や鍵の受け渡しはもちろん、相手の口座への直接振り込みといった手続きは行っていないと回答をいただきました。

上記のように大手サービスを偽るケースもあったり、その他にも様々なやり口があるかとは思いますが、だいたい「国外にいる」「送金してくれたら鍵を送る」といったパターンは共通で、携帯の番号もアイルランドの国番号(+353)でないことが多いと聞いています。※アイルランドの番号でも先に送金してほしい、という宿主はかなり怪しいです。

詐欺を防ぐための確認事項

以下、詐欺を防ぐ注意点をいくつか挙げてみました。
 

1.実際に部屋を見に行く

広告主に会わずにスカイプやZOOMのみで内見などはやはり危険のように思います。できればしっかりと訪問してビューイングをしたほうが良いですね。
 

2.送金の前に鍵の受け渡しの確認

鍵の受け渡しプロセスを確実にすることと、そして何も受け取っていない状態で送金することは絶対に避けるべきです。
 

3.好条件に飛びつかない

それでも条件が魅力的すぎて先に支払いそうになる気持ちもわかりますが、ここはぐっとこらえて上記1&2のプロセスを確実に抑えましょう。

もしも被害にあったら

もし、被害にあってしまったら慌てず冷静に、出来る限りの対処を迅速に行いましょう。
 

1.銀行へダッシュ、送金取り消しが可能か確認

AIB窓口スタッフによると、送金中であれば止められる可能性もあるそうです。

2.ガーダ(警察)へ

何かあれば、警察へ!これは日本でも同じことですよね。

3.加入している保険会社へ連絡

詐欺被害までカバーされている可能性は低いかもしれませんが、確認はしてみましょう。

まとめ:鍵を受け取る前の送金は避ける

部屋探しがすごく難しくなっている2022年現在、昔からある留学生や学生を狙ったこのような悪質な詐欺がまだ横行していることがとても悲しいです…。繰り返しになりますが、鍵を受け取る前の送金は避けるべきだと思います。時と場合によるとは思いますが、できるだけフェイストゥフェイスで、鍵の受取日と支払日を同じ日に設定しておくのが良いかと思います。

説教臭い内容になってしまって申し訳ないですが、今後こういった事態が絶対に起こらないよう、これから部屋さがしをされる方はご注意ください。

photo: David Goehring, Flickr

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2件のフィードバック

  1. Sa より:

    わたしも同じ様な手口のメールを受け取りました。
    私はこのBlogを読んでおりおかしいと気づけましたが他の方に被害が出なければいいなと思い投稿させて頂きました。
    私の場合、Grafton street近くのアパートメントを亡くなった父親から引き継いで住んでいるとの説明を最初のメールで受けました。
    しかし次のメールでは先にデポジットを払って欲しい。パスポートをスキャンして送って欲しいなどと一方的に話を進めてきました。
    そのメールで父親が弁護士で。。と言う記述があったので詐欺ではないかと思い始めましたが、とりあえず会って部屋を見せて欲しいと伝えました。
    しかし今はアメリカに出張中で見せることが出来ない。早くデポジットを払わなければ他の人に決めるとの事でした。
    そこで詐欺と確信をして一切連絡は取っていません。
    また先に英語がまだ上手くないと伝えていたのでわざと私が理解出来ない位の長文でメールを送って来た様に思います。
    私は現在ホームステイをしておりマザーにも経緯を話しメールを読んで貰っていたのも幸いでした。
    こっちに来てたくさん素敵なアイリッシュの方に出会えてこの国も大好きなのでとても悲しい気持ちになりました。
    長文になってしまいましたが皆さんの参考になれば嬉しいです。

    • Shimpei より:

      Saさま

      コメントいただきまして有難うございます!
      そんな手口もあるのですね…。「父親が弁護士で」「パスポートスキャン」など、最もらしいことを言うのが何とも卑怯ですよね!でもそこでしっかりと判断されたので大事に至らず、良かったです…。

      本当、この国は良いかたもたくさんいらっしゃるので、これ以上こういった詐欺がでないことを祈るばかりです。Saさんの体験をここでシェアしていただき、有難うございます。僕としても書いてよかった!と思います。

      引き続き、ワンダラーズ珈琲をよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

      SHIMPEI

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