ロックダウン解除段階に入ったアイルランド、ダブリンの街を歩く。
2020年5月18日より、アイルランドでは段階的なロックダウンの解除が始まっています。解除段階の詳細は当ブログ記事『アイルランド新型コロナウイルス感染症(ビザ・学校等)情報まとめ』をご参照ください。
昨日5月18日、段階的ロックダウン解除の初日ということで、銀行用事ついでに街を歩いてきました。
参考:
ロックダウン・イン・アイルランド
ロックダウン解除段階に入ったアイルランド、ダブリンの街を歩く。【フェイズ2】
久しぶりに「スパの美味しいやつ」を食べる
よく食べていたラップサンド(?)を2ヶ月以上ぶりにいただきました。スパというコンビニ的なお店で買える、通称「スパの美味しいやつ」です。久々に話したラップ職人のおばさんも元気そうで、いつも通りちゃんと美味しかったです。

その他、オープンする店もちらほら
久しぶりにこのエリアに来ましたが思った以上にお店がオープンしていて、驚きました。もちろんどこも従業員は少なく、テイクアウトのみという状況ですが、社会は徐々に再開し始めていることを実感。

店内に椅子・机はなく、持ち帰り専用仕様でした。

バスはガラガラ
普段は乗客が多い「15番」のバスを利用しましたが、「ソーシャルディスタンス」が配慮され座れない席がほとんどで、ガラガラの状態。バスの2階は自分の席含め利用可能な席が2〜3つほどしか見当たりませんでした。
皆さん自家用車や自転車を利用しているんでしょうね。徒歩とかね。(ダブリンの人たちはよく歩きます)

人々の様子
開店しているお店が多いのにもびっくりしましたが、思った以上に街を歩く人が多いことにも驚きました。人々の感じも普段通りに近く、マスクをした人も少なかったですね。ロックダウンが発表された直後の3月・4月頭頃のほうが明らかにみんなピリピリしていました。
緩んできたのかな?とも思いましたが、銀行で並んでいると後ろの女性から「マスクしないと入れない?どこから並ぶの?ルール教えて!」と不安そうに尋ねられたり、街ゆく人も通常より距離を保って歩いていたりと、全く気をつけていない訳でもなさそうです。

みんな普段通りの生活をしているように見えた。
「早く元通りに」という願い
工事現場近く、休憩中の作業員の皆さんがソーシャルディスタンス越しに談笑をしていました。彼らの会話内容が聞こえたわけではないのですが、横切る時にふと「とにかく早く元通りの日常を始めたいんだろうな…」と感じました。直感的に。
みんな今の状況を楽観視しているわけではないけれど、同時にこの自粛の日々に疲れを感じている人はめちゃくちゃ多いはずです。「そうなってほしい」という願いをこめて、コロナはこわいけどできる限り普段通りの日々を意識している…そんな感じですかね。
「いつ、どうやって収束に向かうか」がはっきりしない中、ロックダウン解除段階に入ったアイルランド。不安と期待が入り交った、初日の様子でした。
※撮影で使用したスマホ。