さかなクンの言葉をできるだけ多くの人に知ってほしいと思う。- 広い海へ出てみよう –
どうも、Shimpei(@shimpei_33)です。
毎年この時期はアイルランド・短期サマー留学の引率やらなんやらでバタバタなのですが、今年は残念ながら全日程が中止…。残念ではありますが、久しぶりの日本の夏、梅雨の湿気を楽しんでいます。向こうにいる時はヒグラシの鳴き声が恋しくて、YouTubeでBGM的に流したりしてたんですが、生のヒグラシはやっぱりいいですね。「日本の田舎にいるなあ」という感じがします。
明日でやっと14日間の自己隔離が終わります。Tweetでも書いた通り、関空でPCR検査を受け、陰性。空港スタッフの皆さんも帰国者へのコロナ・オペレーションに慣れた様子で、スムーズにストレスなく入国できました。
さてこのブログ、だいぶ減ってしまったPV数が少しづつ回復してきています。本当に少しづつですが。それでも毎日ランダムに数十人の方が訪れてくださっています。有り難い限りですね。
日々楽しく過ごしてる人も、そうじゃない人も、いろんな偶然でこのブログに立ち寄ってくれたかと思いますが、ひとつ紹介したいさかなクンの言葉があります。今必要でなくても、いつか何かあったときの知恵として、知っておくときっと助けになるはずです。(有名なのでご存知の方も多いかとは思いますが)
「広い海へ出てみよう」 さかなクン
中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。
でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。
ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。
優しい世界はちゃんとある
これは2006年の「いじめられている君へ」という朝日新聞の連載シリーズに寄せた、さかなクンの文章です。
どうしようもないくらい辛くてヤバいとき、さかなクンの言うような「広い世界」を探しに行くのもありだと思う。別に、海外移住とか、引っ越しのようなそんな大それたことだけじゃなくって、カウンセラーさんに電話してみるとか、相談窓口に連絡してみるとか、何かしらの方法で新しい世界の見方を教えてくれる人がいるかもしれない。ちょっと外にでかけて公園を歩いてみる、美味しいラーメンを食べに行ってみる、とかでもいいかもね。
僕は広い世界とかそういうのが好きなので、よく旅に出るし、できるだけ多くの人や土地に出会ってきた。狭い世界にいたときは最低な経験もあったけど、広い世界に出かけると、涙がでるほど優しくて素晴らしいことをたくさん経験できた。
今はインターネットもあるし、そういう広い世界に出会えるツールはもしかしたら昔より多いかもしれないし、ネットやSNSにもかかれていない、楽しくてやさしい世界もある。まじで。
まとめ:さかなクン、最高。ありがとう。
というわけで、さかなクンの言葉を紹介しました。
大好きなCaravanというシンガーソングライターがブログの中で紹介していて、学生時代にこの言葉を知ったんですが、本当にいろんな場面で救われたなあ。
そしてさかなクン、何がすごいかって、いじめや辛かった経験を憎しみではなく、ポジティブなことにフォーカスして、それをできるだけ多くの人に広げようとしてるってこと。さかなクンにとってそれは魚の研究であり、いろんな人にその魅力を伝えていくことなんだろうね。魚への愛。
本当にさかなクン尊敬しまくってます。
そして紹介してくれたCaravanの音楽も最高です。