嫌な過去を思い出しても大丈夫になった話。

どうも、SHIMPEI(shimpei_33)です。

2009年〜2012年頃にいろいろと起こりまして、身体と心を少し壊してしまったことがあります。2014年にアイルランドに来て、良き人たちに出会い、人生が大きく好転していきましたが、当時のことを思い出してはしんどくなる…という日々は、思ったよりも長く続きました。

辛く悲しい過去を振り返る時間は苦痛です。考えたくなくても、ちょっとしたきっかけでフラッシュバックしてきます。何度も何度も。

でも今はその過去の思い出とともに生まれる感情を、うまくコントロールできるようになりました。

専門のカウンセラーさんにお世話になればもっと早く解決できたのかもしれないのですが、10年かけて向き合ったからこそ掴むことができた、自分なりの解決法をメモしておきます。

何かで悩む誰かの参考になれば、幸いです。


反省と自己否定

嫌なことをわざわざ思い出して嫌な気分になるなんて、本当に不毛な時間ですよね…。

ではなぜ、思い出してしまうのか。

自分なりに理由を考えた結果「反省のために忘れてはいけない」という思い込みがあることに気づきました。

2度と同じことを繰り返したくない、あの頃の自分に戻りたくないという反省ですね。それは言い換えると「考えて、反省しまくって、あのダサかった自分を消し去りたい」という自己否定…とも言えます。

結局、嫌な過去を参考にしても感情が先に出てきてとても冷静に反省なんてできません。自己嫌悪や自己否定に陥ってしまいますし、シンドいだけですね。

自己否定→他者否定

自己否定を繰り返すに疲弊すると今度は、自分ではない誰かのせいにしたくなります。

「○○が悪かったんだ」と誰かを否定することによって、一時的に気持ちが楽になります。根本的な解決ではないとはわかっているものの、「ひとのせい」は簡単に気分を切り替えることができるのです。

憎しみに変えることが一番簡単

ふと、『ベルセルク』に登場する孤高の鍛冶職人、ゴドーの言葉を思い出しました。

憎しみってやつあな、悲しみに面と向かって腰を据えらんねえやつが逃げ込む場所だ。

『ベルセルク』17巻 / 三浦建太郎

漫画『ベルセルク』には人外の「使徒」と呼ばれる存在たちが登場します。魔物、モンスターみたいな感じですね。
でも実は使徒の中にも元々人間だった者達もいて、彼女/彼らは自身の深い苦しみ・憎しみをきっかけとして、人間であることを辞め、使徒へと変わっていきました。

ゴドーの言うように、憎しみに逃げることは、向き合うよりは簡単です。受け止めきれない、かといって無視することもできない、そんな理不尽を憎み、リベンジを決意する…「復讐心を活力に自己研鑽、成長する」ということもあり得ますが、この方法は、副作用によって後々苦しめられる危険性を秘めています。

その副作用とは、憎しみそのものです。

それが本人でも気づかないほど膨れ上がり、制御できないバケモノとなり、完全に自分を見失ってしまう恐れがあるのです。『ベルセルク』の使徒たちのように…。

でも「許す」なんて無理すぎる

溢れ出る憎しみをやり過ごし、勇気を振り絞って辛かったことに向き合うことを続けると、やっぱりまた、根強い自己否定と対峙することになります。

いろんな本を読みましたが「許し、受け入れていきましょう」的なアドバイスをどこかで見かけました。でも、自己否定も他者否定もせずに穏やかに許していく、受け入れていくってかなり難しいんですよね。正直、心の底から許せるようになるなんて不可能じゃないかとさえ感じます。

誰でもできるシンプルな解決法

そしてやっとたどり着いた、「許す・受け入れる」より簡単な解決方法。

それは「脳内で繰り返される自分や誰かへの攻撃に気づく」ということです。

自分でもこの「気づく」というシンプルな行為がこんなに効果的だとは思いもしなかったです。めちゃくちゃシンプル、ただ気づくだけ。

「あ、また自分(または誰かに)に悪口を言っている、攻撃している」と気づくことが第一ステップですが、慣れてくると今度は、その気づいた側の意識に軸足を置くと、効果が爆上がりします。この感覚の説明が少し難しいのですが、脳内のやり取りに感情を乗せず、一歩下がってそのやり取りの外側に立つ、という感じですかね。

最初は結構難しいので、とにかくただ「気づくこと」を意識すると良いと思います。自分はそれだけでもかなり効果がありました。

無意識に繰り返される自責や他責の声に意識的に気づき、それをちょっと離れてながめてみる…そういう作業を地道に続けていった結果、「多分誰も悪くない」「だれでも間違うことはある」「まあ色々仕方ないよね」的なリラックスの効いた結論にいたり、随分と気持ちが楽になりました。

でも、向き合いすぎない

2020年に入り、今多くの人が自粛生活を送っています。

過去記事にも書いたように私の住むアイルランドでは、基本は外出禁止です。直接人と話したのはもう1ヶ月以上前なので、自然と自己対話の場面が多くなります。徹底的に自身と向き合ってきたタイプですが、今回ばかりはさすがに対面時間が長過ぎます。

なので今は自分自身に向き合いすぎないということも意識しています。

具体的には散歩(運動)や運動、ガーデニングの時間を取っていますが、これがまた、ものすごく効果があります。

以上、長々と書きました。

今回は嫌な過去を思い出したときの対処法として紹介しましたが、この気づきの方法は割といろんな局面で使えます。そう考えると、飽きずに向き合ってきてよかったなと思います。

Photo: Luis D. Santos, Flickr

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2件のフィードバック

  1. 北原 より:

    思わずコメント!わかるわかる、分かるな〜〜〜と思って。
    私もここ最近、同じようなことしてます。攻撃してる自分に気付く話。こうやってきちんとまとめてあるのと、参考になりました。ありがとうございました^^
    追記:わたしも2011〜13あたりは心身崩壊してましたよ〜苦笑

    • Shimpei より:

      コメントありがとうございます!

      共感、嬉しいです!人生、なんやかんや色々とありますよね〜。笑

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